脱毛施術を受けたいと希望する際に、気になるのがどのくらいの回数で効果を得られるのかという点ではないでしょうか。
特に、できるだけ少ない回数で施術を終えたいというのが多くの人の希望であるかと思います。
この記事では、その脱毛回数の目安と、施術回数をできるだけ少なくするためのコツについて詳しく解説しましょう。
少ない回数で脱毛したいなら「医療脱毛」を選ぼう
脱毛の施術回数をできるだけ少なくしたいのであれば、医療脱毛を選択するのがおすすめです。
この項目では、その理由について医療脱毛とサロン脱毛の違いも含めて解説します。
医療脱毛とは
医療脱毛とは、資格を持つ医療従事者によって行われる脱毛施術です。
施術そのものが医療行為として行われるので、使用する機器も医療脱毛でのみ使用が許可されている『高出力レーザー脱毛器』によって行われるのが特徴となっています。
そのため1回あたりの施術効果が高く、最終的な脱毛施術回数も少なく抑えられる傾向です。
医療脱毛とサロン脱毛の違い
医療脱毛とサロン脱毛は、主にその脱毛効果に違いがあります。
サロン脱毛では、脱毛施術を行うスタッフに医療従事者としての資格を有する必要がないため、使用する機器も低出力の脱毛器しか使用することができません。
そのため1回あたりの脱毛効果が低く、脱毛が完了するまでの施術回数も多くなる傾向です。
一方で医療脱毛は、1回あたりの脱毛効果がサロン脱毛より高く、施術回数を少なくすることが可能です。
医療脱毛の効果が現れるまでの回数
それでは、実際に医療脱毛の効果を実感するにはどれくらいの回数が必要なのでしょうか。
この項目では、脱毛を実感できる回数について、効果の度合い別に解説します。
自己処理が楽になるまでの回数
医療脱毛で自己処理が楽になるまでの目安の回数としては、約5回程度で自己処理の負担軽減が実感できるとされています。
ただしこれはあくまで目安であり、もっと早く効果を実感できる方もいれば、もう少し回数が必要であるという方もいるなど、個人差があるのが特徴です。
そのため、5回という数字は目安程度に理解しておくようにしましょう。
自己処理が不要になるまでの回数
自己処理が不要になるまでの回数の目安としては、少ない方であれば8回程度、多い方であれば10回程度が目安とされています。
もちろん、この回数は個人差によって前後します。
脱毛施術は、発毛から毛が抜けるまでの周期である『毛周期』に合わせ、一定間隔を空けて施術を受けなければなりませんので、約8回でも1年半以上の施術期間が必要です。
永久脱毛までの回数
永久脱毛を実感できるまでの回数の目安としては、12回以上の施術回数が必要とされています。
ただし、これは個人差に加えて脱毛する部位によっても回数が異なるので注意が必要です。
例えば、脱毛するにあたり脱毛難易度が高いとされる産毛が多い部位や、ムダ毛自体が濃くそして太い毛が生えている部分では、目安よりも回数が嵩んでしまうケースもあります。
【部位別】医療脱毛にかかる回数
脱毛回数の大まかな目安が分かったところで、部位ごとに必要な施術回数も気になるかと思います。
この項目では、部位別に必要な施術回数について解説しましょう。
顔
『顔』部位は、身体に生えるムダ毛の中でも特に産毛が多い部位となっています。
脱毛施術は、毛根の黒い部分であるメラニン色素にレーザーを反応させて脱毛を行いますが、産毛はこのメラニン色素が薄いため脱毛施術と相性が悪く、脱毛の難易度も高い傾向です。
そのため、自己処理が不要になる程の効果を実感するためには、最低でも10回程度の施術回数が必要とされています。
腕・脚
『腕・脚』部位は、ムダ毛自体の太さは細いものの毛量が多い傾向にあるため、脱毛施術効果を感じやすい傾向にあります。
また、毛周期も短いという特徴をもっており、目安としては8回以上で自己処理が不要になるくらいの効果を実感できるでしょう。
ただし、毛が生えている範囲も広い傾向にあるため、やはり一定回数継続して施術を受ける必要があります。
お腹・背中
『お腹・背中』部位は、ムダ毛の生え方に特に個人差のある部位となっているため、効果を実感できるまでの施術回数にも人によって差があるが特徴です。
また、産毛の多い部位でもあるため、施術回数も多くなる傾向にある部位です。
具体的には、それほど毛量が多くない人であれば8回程度で自己処理が不要になる程の効果を実感できますが、濃い方であれば10回以上の施術回数が必要となっています。
ワキ
『ワキ』部位は、身体に生えるムダ毛の中でも特に脱毛効果を実感しやすく、施術によって毛が抜けやすい部位となっています。
ワキは、レーザーが反応しやすいメラニン色素を多く含むムダ毛が生えていることがその要因です。
具体的な回数としては、早い方であれば3回程度でも効果を感じられ、5回以上を目安として自己処理の負担軽減効果を得ることができます。
VIO
『VIO』部位も、ワキと同じく脱毛施術効果を感じやすい傾向に部位となっています。
ただし、VIO部位は毛の生え方や濃さなどに個人差が出やすい部位でもあるため、効果を実感できるまでの施術回数も人によって違いがある点に注意しましょう。
目安としては、8回程度で脱毛効果を実感できます。
ただしVゾーンに関しては、デザインによって必要になる施術回数が異なることもあります。
少ない回数で医療脱毛の効果を実感する方法
ここまで医療脱毛の際に必要な施術回数と、部位別の特徴について解説してきました。
それではここで、施術回数自体を少なくするために有効なコツについて紹介します。
毛周期に合わせて施術を受ける
脱毛施術の効果を効率よく実感するためには、『毛周期』にあわせて施術を受けるのが非常に重要です。
『毛周期』は、発毛から毛が抜け落ちるまでを1つのサイクルとした周期ですが、この毛周期の中で脱毛施術の効果が現れるのは『成長期』の期間みとなっています。
そのため、脱毛施術は成長期期間の毛周期に合わせ、2か月に1回程度受けるのがおすすめです。
自分の肌や毛に合った脱毛機を選ぶ
医療脱毛に使用する機器は、機種によって得意とする肌質が異なります。
また、部位によっても効果的に脱毛を行うことができる機種とそうでない機種がありますので、脱毛回数を減らすためには、自分の体質や施術プランにマッチする脱毛器を選ぶことが非常に重要です。
そのため、施術前のカウンセリングでは綿密にスタッフと相談し、ベストな機器を選択できるようにしておきましょう。
保湿ケアや日焼け対策を怠らない
医療脱毛を効率よく行うためには、肌のコンディションを整えておくことが非常に重要です。
特に、脱毛施術後は肌が乾燥しやすくなるため、保湿ケアは入念に行うように心がけましょう。
また、日焼け肌は脱毛施術の大敵です。
日焼け状態の肌は、脱毛施術時に火傷等の思わぬ肌トラブルを引き起こす原因にもなるため、施術自体を断られるケースもあります。
そうなると、結果として脱毛完了までに時間がかかってしまうことにもなるため、脱毛期間中の日焼けは避けるようにしましょう。
脱毛する回数を少なくするなら医療脱毛がおすすめのまとめ
以上のように医療脱毛は、施術を行う部位によって必要となる施術回数が異なるのが特徴です。
また、ムダ毛の生え方や肌質など、個人差にもよって施術回数は異なります。
そのため、まずはカウンセリング時にしっかりと相談し、自分にとって最適な効果を得られる施術プランで脱毛施術を行うのが、施術回数を減らすコツと言えるでしょう。